説明会でもお伝えしますし、常日頃から社員の皆さんに話しているのが、アニバーサルドリームのチームワークに必須な三つの考え方。その一つ目が『利他の精神』です。自分の利害関係に関係なく、相手の利益になるよう取りはからう。そういう意味を持ちます。
当社は、入社してからの1ヶ月で集中的に教育し、その後も各店舗の現場で先輩たちが指導。特に未経験で入社した方は覚えることが多く、本当に大変だと思います。ヘアセットは学校で学んできたけれどお着付けは未経験。カメラもスマホで撮るのは好きだけれど本格的な一眼レフを触るのは初めて、などなど。会社からの教育カリキュラムに加え、日々の先輩方からの指導が、個々のスキルアップにはとても重要なのです。
そこで『利他の精神』が大きな意味を持ちます。アニバーサルドリームの先輩社員は、皆が利他の精神の持ち主。自分が一歩控えてでも、まわりの仲間たちを活かしていこうと思える人ばかりです。経験上、その考えが強い人ほど、成長も早く大きいことを、私たちは経験上、知っています。困った人がいれば迷いなく手を差し伸べる。そういう利他の精神が当社を支えているのです。会社の活性化と共に、お客様がその雰囲気を敏感に察知し、「この写真スタジオは自分たち利用者も大事にしてくれるお店だ」と感じてくださっています。
厳密には『明るく前向きに一歩踏み出す勇気』。この点も非常に大事です。就活サイトなどの情報から、求職してくださる方々は、何かしら共感できる部分を見出し、前向きな勇気を持って、一歩踏み出してくださっています。それで何が変わるかといえば、当社との出会い、社員との出会いに繋がるのです。新しい出会いが、その後の人生を大幅に変えるでしょう。
就職以前の学校生活でもそうですよね。初めて講義を受けて隣に座った学友へ勇気を出して声をかけたら、一生の親友になった。そういう話もよく聞きます。人生の大きな転機となる出会いは、明るく前向きに一歩踏み出したところにしか現れません。
「お客様からこんなご要望がありました」、「社内でこんな困りごとが生じています」などに気づき、「だったら、こんな風に改善できないだろうか?」と提案の声を社内で挙げるのもまた、明るく前向きに一歩踏み出す勇気がなければできないことです。その第一段階が、当社への応募ということになります。
当社は女性が多い職場でもあり、お客様の記念日を演出する業態でもありますから、やはり『優しさ』が必要。しかし優しさには、いろいろな捉え方がありますよね。当社の言う優しさとは、「相手の成長を心から願い、時に相手が嫌だと思うようなことも、敢えて言ってあげる優しさ」です。これが本当の意味での優しさだと思います。
社員の間で、まだ浅い人間関係の時点では、「こう言ったら怒るだろうな」とか「不快に思われて仲が悪くなってしまう」などの思いがよぎり、なかなか口に出せないでしょう。ですが徐々にしっかりとした人間関係を構築できて、本当に相手の成長を願ったら、愛情ある叱責の言葉も言えるはずです。
親は子に心地良い言葉だけを発したりはしないですよね。むしろ耳の痛いことばかり言っているでしょう。それは心から我が子の成長を願っているからに他なりません。嫌だと思うことも言ってくれているのです。アニバーサルドリームには、仲間を家族にしていきたいという想いがあります。そこを実現していくためにも、本当の優しさを当たり前に実践できる。そういう社風を徹底していきたいのです。